この度、財団法人明るい選挙推進協会さまの若者リーダーフォーラムにて、哲学カフェをさせていただく機会をいただき、10月1日(土)に行ってまいりました。
こちらのフォーラムは「20歳代の若者に対し、政治・選挙への関心及び政治リテラシーの向上を図ること」を目的として、九州各県から20代のNPO、ボランティアグループ、大学生の方に参加していただき、若者啓発グループの活動報告やグループワークを通じて情報交換や交流を行うものです。
10月1日、2日の2日間の日程で、私どもは初日の15:50~17:50の2時間を担当させていただきました。まず、初めの30分で哲学カフェの由来や内容、鹿児島哲学カフェについて説明させていただき、残りの1時間半を使って実際に哲学カフェを体験していただきました。
【写真①】
前半の説明中のnose。会場入りする直前にスーツ&シャツを新調し、試着室で着替えてきました(笑)
参加者を和まそうとジョークを交えながら奮闘中。
主催者さまからはテーマは特に政治・選挙に直結しなくてもいいとは言われていたのですが、「権利とは誰のものか」というテーマでやらせていただきました。いつもは、テーマ以外は何も決めて行かないのですが今回はトピックを2つ準備し、最初の30分をウォーミングアップ、残りの1時間を1トピック30分ずつ行いました。
皆さん初めての哲学カフェということもあり緊張感漂う中で始まったわけですが、数人の積極的に発言してくださる方を中心に活発な議論が展開されました。
ちなみにトピック1:「米カレンクインラン事件をもとに、本人に意識のない場合の尊厳死は誰の権利か」、トピック2:「2011東京都知事選の年齢別投票率グラフをもとに、投票権は自分だけの権利か」というものでした。
【写真②】
初めての経験になかなか緊張の取れない参加者の皆様。ファシリテーションの腕を磨かないといけませんね。申し訳ない。
今回の反省点として
①机の配置をコの字型にしたのですが、参加者間のスペースが広く声が届きづらく一体感がなかっため、緊張感がなかなか無くならなかった印象を受けました。
②いつもは「議論に参加したい(話したいor聴きたい)」という気持ちで参加される方ばかりですが、こういった形での開催では喋るのが苦手という方もおり、そういった方々をどうサポートするかが課題だと思いました。
③1トピック30分は時間が足りませんでした。せめて1時間必要ですね。パターン的に
A.1時間アイスブレイク&ウォーミングアップ+1トピック2時間
B.1時間アイスブレイク& ウォーミングアップ+2トピック1時間ずつ
C.30分アイスブレイク+ 1トピック2時間(場が温まっている場合)
くらいの時間を見たほうがいいかなと思いました。
反省しなければならない点ばかりですが、終了後、「いつもはどこでやってるんですか?」と数人の方が、声をかけてくださりとても嬉しかったです。また、ご自分の活動で哲学カフェを取り入れたいという方もあり、「やってよかった」と思った次第です。
最後に主催者の明るい選挙推進協会の皆様を初めスタッフの皆様、参加者の皆様、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございます。今回をきっかけに、皆さんに少しでも哲学カフェに興味を持っていただけましたら幸いです。またどこかでお会いしましょう。