皆様、こんにちは。sameshimaです。
本日は12月31日・・・早くも2011年が暮れようとしておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。
2011年。はからずも、大きな1年となりましたね。
皆様それぞれ、様々な思いのもと、今日を過ごされているのではないでしょうか。
さて本日は、第8回鹿児島哲学カフェのご報告をさせていただきます。
その前に、少しばかり2011年の総括を・・・。
1月に構想・4月にオープンした鹿児島哲学カフェ。
開催実績・テーマはこちらをご覧ください。
あらためてふりかえると、全部で11回開催していたことに驚いております・・・(笑)
参加者のみなさまと一緒に、様々なものごとについて「てつがく」させていただいた、
とても貴重な時間となりました。
本当にありがとうございました。
そして、12月は鹿児島哲学カフェにとって大変充実した月となりました。
・3日（土）：三重選管 グリーン・エイジ・ミーティング
・11日（日）：鹿児島哲学カフェ × gardens’ Cinema シネマ哲学カフェ『ちいさな哲学者たち』
・16日（金）：（定例）第8回鹿児島哲学カフェ
10月、財団法人明るい選挙推進協会さまの若者リーダーフォーラムで哲学カフェをさせていただいたご縁から、今回は、三重選挙管理委員会さまのグリーン・エイジ・ミーティング（青年選挙講座）にて哲学カフェをさせていただきました。
三重選管の皆様の細やかで温かいお心遣いにより、スムーズな開催をさせていただいたとともに、
初めての三重滞在が素敵な思い出ともなりました。
三重選管の皆様、あらためて、ありがとうございました。
そしてシネマ哲学カフェは、ガーデンズシネマさまとの、鹿児島哲学カフェ初のコラボイベントとなりました。
映画『ちいさな哲学者たち』。この映画、そして今回のシネマ哲学カフェは、あらためて「てつがくすること」について考えさせられた、個人的にも大きな一日となりました。
ガーデンズシネマさま、マルヤガーデンズさま、ありがとうございました。
ということで、今月3つ目の哲学カフェとなりました、第8回鹿児島哲学カフェのご報告です。
第8回鹿児島哲学カフェ
日時：12月16日（金） 19：30～21:00
場所：Cafe＋Bar＋Book 泡沫
テーマ：「恋愛って、なに？」
参加者数：14名
この回は言葉でまとめるのがなかなか難しいのですが、まずは簡単に内容をお伝えいたします。
そもそもテーマ設定の理由は、参加者さまからのアンケートで大変リクエストが多かったこと。
人と人とがもっとも密に関わる関係のひとつである、恋愛。
大きなテーマですが、まずは大きなままてつがくしてみようと、こういったテーマとさせていただきました。
まず、出てきたのは「恋愛とは遣る瀬無い」ものだという言葉。
恋愛について広辞苑で調べてきてくださった参加者さまの提示から、対話がひろがっていきました。
「恋」と「愛」との違い―。
「恋」は自分本位？
「愛」は他人本位？
そもそも日本語の単語としては無かった「愛」という言葉。
初期の翻訳は「大切（にする）」でした。
「愛」を続ける努力・・・それもまた、「大切」のひとつなのでしょうか。
また、「男性は恋と愛を分けて考える」というご意見も。
ただ、だからこそ「愛には誠意を捧げる、絶対に泣かせるようなことはしたくない」。
女性は・・・どうなのでしょうね。
ある女性のご意見ですが、若い頃は「この人の子を残したい」という思いがあった。
そしてその後、それが達成される（お子さんが生まれ、大きくなられる）と、枠が外れる部分があると。
それもまた、面白いな、と感じました。
終盤、「なぜ人は愛するのだろうか？」という問いに対するある言葉が印象的でした。
「未完成だから、ではないでしょうか」。
さまざまな神話や、語り伝えや、ものがたりが、
遥か昔から語ってきた「恋愛（愛）」について。
当然ながら、90分という短い時間では輪郭を辿ることすらままならない大きなテーマでした。
またあらためて、形を変えて、対話の中で考えていけるとよいなと思います。
さて・・・2011年も残り数時間となりました。
新しい1年が皆様にとって良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
※1月の開催は諸事情により、通常第3週のところ第4週：1月27日（金）を予定しております。
詳細は1月初旬、開催案内としてUPいたしますので、もう少しお待ちください。
どうぞお気軽にいらしてくださいね。