【開催報告・感想】嘘も方便?~嘘をついてはいけないのか その2
【感想2 匿名希望さま】
満足度:かなり満足
発言のしやすさ:しやすかった
自由記載:
今回のテーマは身近な出来事に例えたり、実体験から考えを膨らますことができて、すごく面白く楽しかったです。
2時間があっというまでした。
能瀬さんが絶好調だったのもとてもよかったです。嘘じゃありません、ホントです(笑)
嘘をついてはいけない、と言うものの、嘘をついたことのない人なんていないでしょう。
相手のことを思っての嘘もあれば、自分が利益を得るために相手をだます、あるいは自己保身のための嘘もある。
だけど単純に前者が善で後者が悪と言い切れないのも嘘のもつ不思議さというか、奥深さというか。
皆さんの話を聞いて、嘘そのものよりも、嘘をつく側とつかれる側との関係性がポイントなのかなと思いました。
どういう関係性なのかによって、その嘘のもつ意味が違ってくるのかなと。
だから嘘がばれた時の、それぞれが抱く感情もその関係性によって違ってくるのだと思います。
また、嘘をついた方がいいのか、つかない方がいいのか、それも関係性によって違うのではないでしょうか。
それから、もう少し深く考えてみたかったのが、最後に能瀬さんもおっしゃってた、意図的な嘘と、無意図的な間違い・・・というもの。
例えば、僕らが子供の頃は日光浴は大事と教わり、夏は真っ黒に日焼けしたものでしたが、最近は紫外線は害があるというふうに変ってきていますよね。
今までのことは間違いだったと「知った」わけですが、これは「嘘がばれた時」とは、ちょっとニュアンスが違うような気がします。
無意図的な間違いというのは、「嘘であるという自覚がない」と言い換えられますかね?
嘘を本当と信じている人にとっては、その嘘が事実そのものなわけですよね。
でもその信じてたことが実は嘘だったと「知った」時、どう感じるのか。
その辺りもまたゆっくり考えたいですし、また話す機会があるといいですね。
ところで嘘をつかれるとなぜ嫌な気分になるのかという問いが出ましたが、やはりこれは、嘘を本当と思っていたそれまでの時間・体験・思考などの自分に関わる全ての事象が否定されたような感じになるからなのでしょうか。
それまでのことをリセットしなければならなくなるという虚無感とも言えるかも?
あるいは裏切られたという怒りもあるかもしれません。
どなたかでしたか、嘘をつくなら突き通せという意見がありましたが、ある意味真理かもしれないと思ったり。
逆に嘘をつかれて、「よかった!」ということはあるのか・・・?
まだまだ「嘘」についての考えが広がっていきます。
では、また次回を楽しみにしています。
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